バツイチ いぬ子 2nd物語

バツイチアラサー、自分の人生をゆるく生きることにした。

共依存、DVからの脱出⑤ ~ミルクとおむつ・娘がくれた勇気~

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こんにちは。

ママ子です。

 

 

妊娠・出産って、本当に神秘的です。

少しだけ携わらせて頂いた分野なのですが

ママと赤ちゃんのからだに起こる変化が、もうね。

人も、動物も、

 

とにかくすごいの!!!←伝わって! 

 

 

今なら

出産後の自分は、ホルモンの急激な変化で

身体だけじゃなく心もついていけなかったんだろう

なんて分析できるけど、

 

当時は知識もないし、単純にそれどころじゃなかった

そして+α、既にまいっていたんだと思う。

 

 前回

mamakoblog.hatenablog.com

 

出産後

一晩泣きあかした私の眼には

色のない世界が映っていて

それはまるで

モノクロのサイレント映画

 

一緒に入院している他のママ達の笑顔が

面会に来ているご家族の笑顔が

私の心をえぐっていきました。

 

あるママには、

ご主人毎日面会に来て、優しいんですねと言われる。

ニートだから毎日暇なんですよ~なんて言える訳もなく

全力の笑顔で受け流した。

 

 

退院後はしばらく実家で過ごす予定になっていました。

さすがの彼も、この時ばかりは文句を言わなかったので

罪悪感なしで過ごせる実家の安心感に浸りました。

 

1か月経ち、アパートへ戻った娘と私。

前後の事はあまり覚えていません。

覚えているのは、彼がずっとゲームをやっていた事。ミルクを飲ませるのが下手で、娘はすぐに泣いてしまったこと。

 

戻ったその日の夜に、私の中の何かが切れました。

 

止まらない涙。

彼に気づかれないように

見えない位置へ移動する

彼はまだ気づいていない。

震える手でケータイに手をかける

 

電話に出たのは、両親と一緒に暮らしている兄でした。

 

なんて言ったのか覚えていません

彼の反応も覚えていません

 

ミルクと

オムツ。

娘を抱えて、逃げました。

 

自分が育てられるのかとか、そんな事は何一つ考えず。

 

ここに置いたらこの子は死んでしまう

それだけは確信して

 

私は逃げ出しました。

 

 

 

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次回、「共依存、DVからの脱出」最終回

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