共依存、DVからの脱出⑤ ~ミルクとおむつ・娘がくれた勇気~
こんにちは。
ママ子です。
妊娠・出産って、本当に神秘的です。
少しだけ携わらせて頂いた分野なのですが
ママと赤ちゃんのからだに起こる変化が、もうね。
人も、動物も、
とにかくすごいの!!!←伝わって!
今なら
出産後の自分は、ホルモンの急激な変化で
身体だけじゃなく心もついていけなかったんだろう
なんて分析できるけど、
当時は知識もないし、単純にそれどころじゃなかった
そして+α、既にまいっていたんだと思う。
前回
出産後
一晩泣きあかした私の眼には
色のない世界が映っていて
それはまるで
モノクロのサイレント映画
一緒に入院している他のママ達の笑顔が
面会に来ているご家族の笑顔が
私の心をえぐっていきました。
あるママには、
ご主人毎日面会に来て、優しいんですねと言われる。
ニートだから毎日暇なんですよ~なんて言える訳もなく
全力の笑顔で受け流した。
退院後はしばらく実家で過ごす予定になっていました。
さすがの彼も、この時ばかりは文句を言わなかったので
罪悪感なしで過ごせる実家の安心感に浸りました。
1か月経ち、アパートへ戻った娘と私。
前後の事はあまり覚えていません。
覚えているのは、彼がずっとゲームをやっていた事。ミルクを飲ませるのが下手で、娘はすぐに泣いてしまったこと。
戻ったその日の夜に、私の中の何かが切れました。
止まらない涙。
彼に気づかれないように
見えない位置へ移動する
彼はまだ気づいていない。
震える手でケータイに手をかける
電話に出たのは、両親と一緒に暮らしている兄でした。
なんて言ったのか覚えていません
彼の反応も覚えていません
ミルクと
オムツ。
娘を抱えて、逃げました。
自分が育てられるのかとか、そんな事は何一つ考えず。
ここに置いたらこの子は死んでしまう
それだけは確信して
私は逃げ出しました。
次回、「共依存、DVからの脱出」最終回